文化総合学科では基礎演習の時間を利用して、美術展に出かけたり、社会でさまざまな活動に携わる方々のお話を聞く機会を設けています。今回は、コロナ禍のためオンデマンド授業(動画配信、7月5日?19日)というかたちでの企画となりました。担当してくださった高山秀毅さんは、FM北海道(AIR-G')のアナウンサーですが、「PMFを応援する会」というボランティア団体の一員であり、その立場から「PMF NEXTを応援するために」という題目で、クラシック音楽の面白さ、音楽家バーンスタインがPMF(Pacific Music Festival)を札幌に創設した経緯や国際教育音楽祭としての特徴?意義、また「PMFを応援する会」や「ハーモニー」など、PMFと関わるボランティア団体の活動についてお話ししてくださいました。
事前アンケートによると、動画視聴前にPMFについて知っていたという学生はほぼ20パーセントに過ぎませんでしたが、授業後の感想から、PMFの存在や意義、またボランティア活動についても理解が深まった様子がうかがえます。感想の一部を紹介します。
?札幌にこんなに大きな音楽祭があることを初めて知り、クラシック音楽を少し身近に感じることが出来ました。
?今までPMFの存在を全く知らなかったが、次の世代を担う人材の育成に力を入れたり、音楽を通じてたくさんの人とのつながりを持つことができるものだと知り、とても素敵な活動だなと思った。
?パシフィックミュージックフェスティバルはこれから音楽の世界などで活躍する人を応援するものでもあり、若者にとって非常に良い経験となり、素晴らしいイベントだなと思います。
?PMFはピクニックコンサートとキタラでのコンサートに一度ずつ行ったことがあるが、「ハーモニー」や「PMFを応援する会」というのは今回初めて聞いた。それらがボランティア活動や募金活動などを行っていることを知り、間接的に音楽に携わることができるというところが非常に興味深いと感じた。
?私はYOSAKOIソーラン祭り学生実行委員会に所属しており地域の人やボランティアの方のおかげで成り立つイベントを作っていくという点で共感する部分がありました。
?自分もボランティア活動に参加したことはありましたが、ボランティアする側にも責任があり、よく言うただ働きとは全く意味合いが異なることも再確認できました。
文化総合学科では、学生の具体的なボランティア活動も応援しています。コロナ禍にあって学外での活動は休止状態(今年のPMFも中止となりました)ですが、活動再開に備えて勉学に努めたいと考えています。