藤女子大学のオープンキャンパスに伺った際に感じた先輩方と先生方の温かい雰囲気から、この大学で学ぶことで自分のなりたい保育者像に近づけそうだと思ったからです。
また、「遊びと算数のつながり」というテーマの模擬授業を受け、ただの遊びに見える間違い探しを通して、数学的要素に触れることができることを知りました。そこで、遊びと学びのつながりに興味を持ち、遊びがもたらす子どもの成長?発達への影響について、もっと深く学んでみたいと感じたため、子ども教育学科を選びました。
今年の夏休み中に行われる学外での実習に向けて、保育の5領域の内容や子どもの月齢ごとの特徴に合わせた関わり方、手遊びや絵本の読み聞かせの仕方などについて学んでいます。
手遊びや絵本の読み聞かせについては、保育実習室で皆で輪になり、保育者役と子ども役に分かれ、実際の保育場面を想定し実践に近い形で準備をしています。子ども役を経験することで、保育者役の時には気付けなかったことにも気付けるところが良いところだと思います。また、この実践的な活動では、同じようなテーマを選んでいても、自分にはない発想で内容を工夫している人がたくさんいるので、とても勉強になり、刺激を受けることが多々あります。
「保育内容(環境)」の授業です。この授業では、自然を使って製作したり体育館でゲームを行ったりする中で、自然や道具などの周りの環境と関わることの意義やより良い環境構成の仕方などについて、体験を通して考えることができました。好きな葉っぱや綺麗な作品が作れそうな植物を探している時には五感が刺激されることを感じ、改めて子どもが自然に関わることの大切さを学びました。
また、図画工作の授業も心に残っています。紙粘土で食品サンプルを作ったり、様々な技法を用いて描いた絵を使ってTシャツを作ったり、外でチョークを使って絵を描くなど、普段はできないことが経験でき、とても楽しかったです。
このように、子どもの気持ちになって参加する授業が多いので、実際に保育者になった時にも子どもの気持ちをより理解できるという意味で役立つと思います。
誰かと接する際に、その相手に合わせた関わり方ができるようになりました。
入学前は同年齢の友達との関わりが多かったのですが、入学後はアルバイト先の方やボランティア先の小学校の先生や保育者の方々などと関わる機会も増えました。そのため、多様な年代の方に合わせた関わりができるようになりました。また、講義の中では子どもは一人ひとり違い、求められる対応も異なるということを学び、これは大人にも当てはまると感じました。
その人自身をよく見て、向き合うことが大切であるため、何かを伝える時などにその都度「この人ならこう伝えた方が伝わる」ということを考えて人と関わることができるようになりました。この変化によって自分の世界が広がっていることを感じています。
子ども教育学科では、幼稚園教諭?保育士?小学校教諭?特別支援学校教諭など様々な免許?資格を取得することができますが、コース制ではないので、それぞれの進路に進む学生たちが一緒に学ぶことでお互いの現場について知ることができます。
また、保育者や教師になるという同じ目標に向かって毎日の授業を楽しむ学生が多いところが学科の魅力だと思います。具体的な例として、模擬保育で設定されている年齢の子どもになりきってゲームに参加し、本気で喜んだり悔しがったりできるところや、グループワークの時には沈黙がなく活発に意見交換できたり、発表の際には周りからたくさんの反応があったりすることが挙げられます。
子ども教育学科の学生はフレンドリーで優しい人が多いので、授業を受けている時でもとても居心地が良いところが最大の魅力だと思います。
私は将来、保育士資格?幼稚園教諭免許を取得し、子どもの「やりたい」を実現できる保育者になりたいと考えています。
そのため実習では、子どもたちがどのようなものに興味を持つのか、どのような生活を送っているのかなどを実際に自分の目で見て学びたいです。子どもの行動や言葉などから、座学だけでは学びきれなかったことを吸収し、子どもへの理解をより深めていきたいです。
また、ボランティアなどの子どもと関わる経験を積んでいきたいです。子どもとの関わり方や動きなどを保育者の姿から学び、より実践的な知識を身に付けていきたいです。
大学ってどんなところだろう?と不安に感じている方もいるかもしれませんが、とっても楽しくて自分を成長させられる素敵なところです。自分には無いものを持っている人たちと関わることも、全力で遊ぶことも、ボランティアをすることも全てが自分にとって良い刺激になります。ぜひ藤女子大学で一緒に学びましょう。
(学年、掲載内容等は2024年8月取材当時)